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2011年アレン・ネルソン奨学金‏

2011年02月22日

ベトナム青葉奨学会沖縄委員会事務局の村田光司さんが、2011年のアレン・ネルソン奨学金の支給式について報告を送ってくださいました。

第2回支給式

アレン・ネルソンさんの友人・支援者の皆様 お世話になっております。
ベトナムから、2011年のアレン・ネルソン奨学金の支給式の報告が届きましたので、様子をお知らせします。
昨年の第1回支給式には私も参加しましたが、今回は現地に行くことはできず、ドンズー日本語学校ダナン校の皆さんが参加して子どもたちにお金を配ってくれました。

今年の支給式は、1月25日に昨年と同じタムキー市公会堂で行われました。今年は、タムキー市の各地に住む小学生120名に、それぞれ50万ドン(約2200円)が渡されました。
ホーチミン市の銀行には、青葉奨学会の管理のもと、「アレン・ネルソン基金」としてお金が預けられていて、その利子が奨学金として活用されています。

支給式では、ドンズー・ダナン校のタン先生が、アレンさんのことや奨学金が発足したいきさつについて、話をしてくれました。
タン先生やドンズー・ダナン校の皆さんは、学校の運営で忙しいなか、多くの時間を割いて奨学金の準備や配布をしてくれました(ダナンからタムキーまでは、車で片道2時間余りかかります)。

昨年作ったアレンさんの本のベトナム語版を、今年も奨学生に配ってもらうつもりでいましたが、連絡の行き違いで支給式までに送ることができず、今年は配布できていません。
いまからでも、もし可能であれば本を配ってもらうつもりでいます。
沖縄からベトナムに持っていったり送ったりするのは費用もかかりますので、来年以降はダナンで印刷してもらえるかどうか、相談してみるつもりです。

奨学生の選考は、タムキー市とクアンナム省の学習奨励会が行っています。
学習奨励会には、就学支援を必要とする生徒たちの名簿があって、その中で優先度の高いほうから120名の小学生に支給することになった、ということです。
基本的に、昨年とは別の子たちが選ばれているそうです。

昨年支給式に参加したさい、私たちは会場で1人の子どもにお願いして、家を訪ねさせてもらいました。
タムキー市近郊のつつましい農家で、大きな台風被害の後ということもあって、生活はかなり厳しそうでした。
学習奨励会の方々は、奨学生の選考を良心的にやって下さっている、という印象を持ちました。
今年も、基本的に同じような家庭状況の子どもたちが選ばれていると思います。
来年以降も、利子を活用して奨学金の支給が続けられる予定です。

私の印象では、お金は有効に活用されていると感じていますが、現在のやり方では、相手の顔が見えにくいという問題があると思います。
アレン・ネルソンさんの名前をつけた奨学金ですので、アレンさんの友人や支援者の方々と、奨学金の対象となる子どもたちや地域の方々が、何らかの継続的なつながりを持てるような方法を工夫できないか、と思っています。

クアンナム省の山間部のいくつかの村に対象を絞って、継続的に支援をするような形ができないか、または、施設の子どもたちへの奨学金支援はどうなのか、などを考えています。
いずれにしても、ベトナム側の意向や事情がとても大切なので、私たちが勝手に決めても意味がありません。
もし可能であれば、近いうちに一度ダナンとクアンナムを訪ねて、これからの進め方について話し合ってみたいと思っています。

私たちの力に限りがあり、十分な取り組みができていないこと(今年、本を配布できていないことなど)を申し訳なく思います。
ご意見などありましたら、お聞かせいただけると幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。

ベトナム青葉奨学会沖縄委員会事務局 
   村田光司
muraquang@ybb.ne.jp
ブログhttp://aobaokinawa.ti-da.net/


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