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ベトナム視察に向けた第2回勉強会

2013年09月12日

ベトナム視察に向けた第2回勉強会を9月7日に行いました。
会場の「喫茶 やさい畑」は、“家みたいに落ち着ける”と好評でした。

テーマは「枯れ葉剤と沖縄」。

日米両政府が枯れ葉剤が沖縄にあったことを認めない中、今年7月、米軍基地返還跡地の沖縄市サッカー場から掘り出されたドラム缶から、ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤と同じ245Tという物質が検出されました。
また、ドラム缶周辺の水からは環境基準の280倍ものダイオキシン類が検出されています。

勉強会では、枯れ葉剤が沖縄で保管され、使われていたと証言する元米軍人たちをとりあげたドキュメンタリー「枯れ葉剤を浴びた島~「悪魔の島」~と呼ばれた沖縄」(琉球朝日放送制作、2012年)を鑑賞しました。

沖縄で枯れ葉剤を浴び、健康被害を受けたと訴える元軍人は132人。彼らはいくつもの病気を抱え、子や孫たちが障害を持って生まれている。沖縄で枯れ葉剤はどのように使われたのか、沖縄県民に被害はなかったのか、その実態に迫る。(番組ホームページより)

番組の中で、1970年から71年にかけてアメリカ軍から民間の業者に払い下げられたPCPのドラム缶5000本以上が南風原や具志頭に放置され地下水を汚染し、南部地域4つの村で給水が止められた事件が伝えられると、会場から「そのドラム缶はすぐそこに積まれていました」という発言が飛び出しました。
アメリカ軍の払い下げ物資による土壌や地下水の汚染がぐっと身近に迫ってきたように思いました。

その後、伊波義安さん(沖縄・生物多様性市民ネットワーク共同代表)に、枯れ葉剤の歴史やダイオキシンの性質と毒性、沖縄でこの問題にどう取り組んでいくかについてお話ししていただきました。

参加者20人による質疑応答や自己紹介、感想交流を行いました。

米軍機墜落に伴う放射能汚染と枯れ葉剤問題を調査し始めている大学生、「麻薬の売人のような仕事しかない環境で、まともな仕事を求めて米軍に入隊した友人もいる。米軍という組織と米兵個人を分けて考えてほしい」というアメリカで育った若者、新聞やニュース番組を見ない若者にどうやって社会で起こっていることを伝えればいいのかと悩んでいる先生など、今回も参加者の問題意識や悩みを共有し、励まし合う場となりました。

ベトナム視察に向けた第2回勉強会


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