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eiko2009

最期の様子

2009年03月31日

アレンさんの最期の様子をお伝えします。
いつもメールを翻訳してくださる川村久美子さんとの電話で、アネッタさんがいろいろ話してくださったそうです。


とても思いやりのあるいい医師が担当してくれてよかった。
とにかく尋常な痛がり方ではなかったので、息を引き取って、痛みから解放されて、楽になってよかったと感じています。
今は静かになり、私も話すゆとりができました。

息が苦しくなって喘ぎはじめ、モルヒネと酸素吸入が繰り返されました。 
あえぐアレンが私の肩や腕を必死でつかんでいました。

夜8時ごろになり、なぜか聖書を読もうと思い立ち、あたりに聞こえるのもかまわず、大きな声で聖書を読んでは、賛美歌を歌いました。
ずっと繰り返していると同じ病棟の人が「ああ、なんだか落ち着いて静かになったね」と。
あえぐアレンのそばで「だいじょうぶ」「Thank you Lord」(神様ありがとうございます)、「いってもだいじょうぶだから」と語りかけました。

午後10時19分、息が静かになり、止まりました。

3時間自宅で仮眠をとったのちに再び呼び出されてから、12時間後でした。
こんなふうに祈りながら看取ることができたこと自体が、ひとつの恵みだと思っています。

アネッタ


(翻訳:川村久美子)


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