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eiko2009

タムキーでの奨学金支給式

2015年03月06日


 ベトナムに到着して三日目、私たちはこの旅の目的の奨学金を子どもたちへ届けるためタムキー市へ向かいました。

 実は、私はベトナムへ行くのを直前まで迷っていました。私はベトナムへ行ってもいい人なのか、と複雑な気持ちを抱いていました。沖縄にある基地からベトナムへ戦闘機が飛んでしまったこと私はこれからベトナムの地を歩き、ベトナムのご飯を食べ、ベトナムの文化、言葉に触れる。そして、沖縄にある基地からベトナム戦争へ戦闘機が飛んでしまったこと。
けれど、アレンさんの遺志を改めて聞き、私も継ぎたいと感じましたし、複雑でもこの旅は一人じゃないことがとても私にとって大きかったのだと思っています。

 タムキー市ではドンズー日本語学校のチンディンタン校長先生にたくさんのサポートをして頂きました。
まず、いっしょに訪れた仲間の宜野座由子さんがあいさつとこのアレン・ネルソン奨学金の説明をしてくれました。

タムキーでの奨学金支給式

その後、子どもたちの代表の一人があいさつをしてくれました。そして、子どもたち一人ひとりに賞状を手渡しました。ぬり絵の時に子どもたちへクレヨンを渡すと楽しそうに無我夢中になって描いている子もいれば、本当に色んな色をつかってもいいの?との表情を見せる子もいました。将来の夢は、先生が一番多く、大工さん、絵描きさん、と絵で表現してくれました。
タムキーでの奨学金支給式

タムキーでの奨学金支給式

私が「マイトゥイ?」(いくつ?)と尋ねると、10歳と指で教えてくれたり、「シンチャオ。トイテンラーさやか。」(こんにちは。私の名前はさやかです)と聞くとなんだか自然と笑顔になって私も嬉しくなりました。
いちばん私の心に残っている人は、帰り際に何度も何度も「シンカモン」(ありがとう)と言っていた女の子のお母さんがいました。私のほうがベトナムの人の笑顔と言葉に励まされていました。
タムキーでの奨学金支給式

又吉さやか



Posted by eiko2009 at 13:53│Comments(0)
 
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